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HYBRID

製 品

GC

グラディア

3M

シンフォニー

 

GC

グラディアフォルテ

 

クラレ

エステニア

山本貴金属

ツイニー

硬さ Hv 18Hv 18Hv 50Hv 100Hv 105Hv

曲げ強さ Mpa

50Mpa以上 50Mpa以上 130Mpa以上 120Mpa以上 239Mpa以上

ジャケット冠

△* △*

ブリッジ対応

削った感じ

やわらかい やわらかい

少し硬い

硬い とても硬い

標準エナメル

5色 4色 5色 5色 5色

エナメルエフェクト

7色 2色 7色 7色 6色

標準トランス

5色 4色 5色 4色 5色

トランスエフェクト

5色

加熱重合

なし なし あり あり あり

真空光重合

△=大臼歯は×


日本で当たり前に使われているハイブリッドは、ヨーロッパではあまり使用されていないようです。
日本でもオールセラミックが一般的になれば、ハイブリッドの存在位置が今とは変わってくるのではないでしょうか。
ただ、インプラント補綴においてハイブリッドの存在理由は、今後も大いにあると思っています。

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STAIN

 

製品  特徴
GC ナノコート

液状のレジンなので、内部ステイン、形態修正後の表面ステインが可能

ただし研磨後の滑沢な面に使うと簡単にはがれるので粗面にステインする

松風 ライトアート

内部ステインンのみ可能

ヘレウス シグナムマトリックス

内部ステイン、形態修正後の表面ステインも可能



表面ステインは術者サイドにとってとても便利なものですが、実際の臨床の中ではあまり多用するべきではないと考えます。
施した状態では問題もなく自然観が増して良い感じに仕上がりますが、厳しい口腔内環境で2週間、3週間と使われていくと、表面ステインや硬化剤などを施した部分への「汚れ」が目立つようになることが多いです。とくにタバコなどの影響ではないかと思います。
連結冠の隣接部などは特にステインしたいところですが、まさにそういう部分は汚れも乗ってきやすいところでもあります。

可及的に内部での色作りと、最後の仕上げは手研磨による仕上げがベストではないでしょうか。


【ヘレウス・シグナムマトリックス】
64%マイクログラス、球状のフィラー含有
64%のうち15%がシランカップリング処理を施した
形状がスクエアのレオロジカル・アクティブシリカを含む
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ハイブリッドセラミックの重合収縮率はフィラーの含有率によって異なり、約1.2~6.0vol%となっていて陶材の収縮率と比較して小さい。
しかし、ブリッジなどの大きなケースの場合、ハイブリッドセラミックの重合収縮によりフレームが変形してしまうこともある。
陶材のように隣接部の陶材が割れてくれるようなこともなく、下地と強固についているために変形の力がダイレクトにフレームにかかることも考えられる。
1歯ごとにセパレートを入れるなどの工夫が必要になる。

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